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シニアビジネスは男がつくる | ||
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第1章「数字」からシニアビジネスのツボを読む
シルバーマーケットは成長産業の柱になる!
成熟化した日本で成長産業の大きな柱となるのは、シニア向けのビジネスであることは間違いありません。このきっかけを作ってくれたのが、松山のえひめリビング新聞社(http://www.ehimeliving.co.jp/index.html)の佐藤康雄社長でした。 二〇〇四年にシニア市場向けのビジネスをやりたい企業、すでにやっている企業の支援をする組織を作りたい。そんなふうに思い、シニア異業種交流会を立ち上げたのです。 名前はシルバーでは年寄りくさい。だからゴールドというわけで「東京ゴールド倶楽部」と名づけました。この勉強会と異業種交流会は、二〇〇四年七月スタート。その後、拠点を拡げて二〇〇六年八月現在で、全国で七カ所のゴールド倶楽部を展開するまでになりました。二〇〇六年六月にはそれらをまとめる組織として、「日本ゴールド倶楽部」というNPO法人まで立ち上げたのです。 ちなみにこのえひめリビング新聞社は、松山では有名企業。松山のメディアを圧倒的に握っている情報の宝庫みたいな会社で、ビジネスヒントがたくさんあります。地方で新規事業として立ち上げるときに、とても参考になります。私はよく佐藤社長に「御社でやっている事業を東京で展開したら、上場企業は何社も出ますね」と話しているほど。 ところで、この勉強会兼異業種交流会をスタートしてから早いもので、二年ほど経過しました。おかげさまでこの会のコーディネーターを勤めてきたことで、私は随分とシニアビジネスの勉強をすることができました。 それまでシニアビジネスにずぶの素人だった私が、さまざまなビジネスチャンスがあることに、気づくことができたのです(この点は私の職業の公認会計士に感謝しております。長年この仕事をやっておりますと、どんな業種でも商売のつぼが早くつかめます)。