cover | ||
シニアビジネスは男がつくる | ||
contents | お買い求めはコチラ |
第2章 シニアビジネスを成功に導く12のポイント
「オペレーションの質」が明暗を分ける
日本のビジネスモデルは、どちらかというとハード志向です。すぐ箱ものを作りたがりますが、それよりオペレーションのソフトが大事。運用ノウハウが実に重要になってきます。 ところが、老人ホームにしてもまだまだハード志向でソフト面が足りない。一般的に日本の場合、これが下手ですから、まだまだ新規参入のチャンスが十分あります。 施設を提供する側のデベロッパーの仕事ぶりを見て思うのは、サービスを付加するところまで行っておらず、器を作って終わりにしていることです。器を作った後のメンテナンスにすごくビジネスチャンスがあると思います。 一般的に新品を作ることに関しては、誰もが一生懸命になります。でも、中古のビジネスでもシニアマーケットを狙う場合は十分です。器がよくなくても、運用するソフトがよければ、ビジネスチャンスは生まれる。それに私は初期投資がすぐ回収できるビジネスモデルが、お金もかけずにできるビジネスチャンスだと思っています。ソフトのビジネスは、在庫も運転資金も少額でできるメリットもあります。 ですから、スモールビジネスでも可能です。シニアビジネスは、ベンチャーが参入できる余地が十分にあるマーケットだと思いませんか。 御用聞きステーションという会社があります。昔でいう便利屋さんのこと。ここは介護つき温泉旅行などを企画している会社ですが、アイデアと運用ノウハウがありますと、決して大きい会社が有利とは限りません。 大きな会社はよほど頑張らないと、シニアビジネスでは勝てない。